固定電話は、家庭やビジネスで必要なコミュニケーションツールですが、月額料金や通話料金が高くて悩んでいませんか?
そんなときにおすすめなのが、光回線を利用した電話サービス「ひかり電話」です。
ひかり電話は、通常の固定電話と比べて、月額料金や通話料金が安く、音質も良く、電話番号も変わらないというメリットがあります。
この記事では、ひかり電話の仕組みやメリット・デメリット、料金や申し込み方法などを詳しく解説します。
ひかり電話に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ひかり電話とは?
ひかり電話とは、光ファイバーケーブルを利用した電話サービスのことです。
従来の固定電話は、電話線を使用して音声を伝送していましたが、ひかり電話はインターネットと同じように音声をデジタル化して光回線に乗せて送受信します。
そのため、音質がクリアで途切れることもありません。
また、距離に関係なく一律の通話料金で利用できるため、長距離や国際電話にもお得です。
ひかり電話は、「IP電話」というジャンルに分類されますが、「IP電話」という言葉はインターネットプロトコル(Internet Protocol)を使った電話サービスの総称です。
その中でも、「ひかり電話」という名前はNTT東日本・西日本が提供するサービスの商品名です。
他のプロバイダーでは、「光電話」や「NURO光でんわ」などと呼ばれていますが、基本的に同じ仕組みで提供されています。
ひかり電話のメリット
ひかり電話には、以下のようなメリットがあります。
メリットその1:月額料金が安い
ひかり電話の月額料金は、プランによって異なりますが、基本使用料金550円(税込)から利用できます。
これは、NTT加入電話アナログが月額3,025円(税込)、NTT加入電話ISDNが月額4,158円(税込)と比べると、かなり安いです。
また、ひかり電話を利用する場合は、電話加入権を購入する必要がありません。
電話加入権とは、NTTに対して支払う施設設置負担金で、39,600円(税込)かかります。
この費用を節約できるのも、ひかり電話のメリットの一つです。
メリットその2:通話料金が安い
ひかり電話の通話料金は、3分あたり約8.8円(税込)となっています。
これは、距離に関係なく全国一律の料金です。
つまり、日本のどこにいても、同じ料金で通話できるということです。
一方、NTT加入電話の場合は、距離や時間帯によって通話料金が変わります。
例えば、東京から大阪に平日昼間にかける場合は、3分あたり約30円(税込)かかります。
これをひかり電話でかけると、約8.8円(税込)で済みます。
長距離や国際電話をよくする方にとっては、ひかり電話は大幅な節約になります。
メリットその3:音質が良い
ひかり電話は、高速で安定した光回線を利用しているため、音質が非常に良いです。
音声が途切れたりノイズが入ったりすることはありません。
相手の声もクリアに聞こえるので、快適な会話ができます。
メリットその4:電話番号が変わらない
ひかり電話は、現在使用している固定電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
新しい番号を覚えたり教えたりする必要がありません。
また、自宅にある固定電話機もそのまま使えます。
ひかり電話専用のルーター(ホームゲートウェイ)を設置するだけで、すぐに利用できるようになります。
ひかり電話のデメリット
ひかり電話には、メリットだけでなく、デメリットもあります。
以下のような点に注意が必要です。
デメリットその1:光回線がないと利用できない
ひかり電話は、光回線のインターネット契約が必須です。
つまり、ひかり電話の月額料金の他に、別途インターネットの月額利用料金が発生します。
もし、インターネットを利用しない場合や、別の回線を利用している場合は、ひかり電話を利用するメリットが少なくなる可能性があります。
また、光回線の工事や設置には時間や費用がかかる場合もあります。
デメリットその2:かけられない電話番号がある
ひかり電話では、かけることができない電話番号がいくつかあります。
具体的には、以下のような番号には発信できません。
- コレクトコール
- 伝言ダイヤル(0170)
- お話し中調べ(114)など
また、NTT以外のナビダイヤルにも電話をすることができません。
ただし、110番(警察)、118番(海上保安庁)、119番(消防)への電話は可能です。
デメリットその3:停電時には使用不可能
ひかり電話は、光回線のルーターに電源が必要です。
そのため、停電時やブレーカーが落ちた時などには使用できません。
このような場合に備えて、携帯電話や非常用電源などを準備しておくことが大切です。
ひかり電話の申し込み方法
ひかり電話の申し込み方法は、以下の2つのパターンがあります。
- すでに光回線を利用している場合
- 光回線を利用していない場合
それぞれの手順を説明します。
すでに光回線を利用している場合
すでに光回線を利用している場合は、追加でひかり電話を申し込むことができます。
まずは利用中のプロバイダーに連絡して、ひかり電話の申し込み手続きをしてください。
ひかり電話導入には簡単な工事が必要です。
それにともなって工事費が発生します。
工事費の内訳は、以下のとおりです。
- 基本工事費
- 交換機工事費
- 機器工事費(設定)
これらが必要に応じて発生します。
光回線を利用していない場合
光回線を利用していない場合は、まずはプロバイダー契約からする必要があります。
プロバイダー契約を行う際に、オプションとして「ひかり電話」を選択して同時に申し込むようにしてください。
はじめて光回線の契約をする場合には、回線工事が必要です。
続いて、現在使用している電話でひかり電話を使えるようにするためのルーターを用意しましょう。
工事が終われば、すぐにひかり電話を利用することができます。
まとめ
この記事では、ひかり電話の仕組みやメリット・デメリット、料金や申し込み方法などを詳しく解説しました。
ひかり電話は、固定電話代を節約したい方や長距離や国際電話をよくする方におすすめです。
また、光回線のインターネット契約と一緒に申し込むことで、手軽に利用できます。
ただし、ひかり電話にはデメリットもありますので、注意点もしっかり把握しておいてください。
ひかり電話で固定電話代を節約しようと思ったら、今すぐ以下のリンクから申し込みましょう!
コメント